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2013年6月19日水曜日

不動産会社との査定打ち合わせ

査定が完了したら一度会って話しをしてみましょう。そして、査定の根拠を聞きます。そうすれば、査定に使ったいくつかの相場資料を見せてくれたりして、自分で調べたときの相場資料とのずれがわかります。

自分でいろいろと探しても良いですが、今は一括査定サイトが便利です。

そして、自分の売却希望時期と売却希望金額を伝えて持って来た不動産の利用を見せて、話しながら売却金額を決めていきます。しかし、ここで売却金額を決めないでください。

1社だけで決めないで必ず3社くらいは回るようにしましょう。一括査定で来たとわければ、不動産会社の人も他の不動産会社にも行っているというのはわかるので、警戒する必要はなく他の不動産会社にも相談に行っていることをオープンにしましょう。

そして、3社で同じような話しをして最終的に金額を決めれば良いのです。

ここで、1社だけ別の金額にしたりすると後々揉めることになる可能性があるので、必ず3社行ったら3社とも同じ金額にしましょう。

基本的に隠し事はしないで正直に話しをしましょう。

後でわかると責任が来るかもしれませんが、事前に懸念材料に付いてすべて不動産会社の人に相談した上で問題になれば不動産会社の方の責任になるからです。

雨漏りやシロアリなどの被害や地盤沈下などがあれば隠さず不動産屋に報告して、その上で査定をしてもらうようにしましょう。



不動産の売却時期を決める

不動産を売りたい人は決まって「より高く、より早く」という希望を持っています。しかし、誰もが必ず思うことですが、なかなか叶えることができないのが「より高く、より早く」です。

早く売ろうと思えば価格を安くしなければいけませんし、高く売ろうと思えば時間がかかります。売却時期があいまいだと不動産会社の人も価格を決めるときに良いアドバイスができないですし、最後の最後にあせってしまってものすごい安く売らざるを得ないような時もあります。

まずは、売却の時期を考えましょう。

例えば、「○月○日には引越しをするからその日までには売却手続きを終わらせたい」とか、「お金の都合で○月○日までには売却してお金がほしい」とか不動産を売却する人にはそれぞれ都合があると思います。もし、急いでいなくてもなんとなくの希望があればそれはそれでスケジュールを組み立てていきましょう。

ここで決めなければいけないのは、「価格を取るか」「時期を取るか」ということです。さすがに一ヶ月で売却したいという場合は、相場よりかなり値段を下げないと難しいでしょう。不動産の取引は、最初に話しを持ち込んだ不動産会社が自分たちのお客さんに物件を紹介して、それでもお客さんがつかなければその不動産会社が別の不動産会社に持ち込んで話しが広がって行きます。

ですので、相場より価格が安ければいろんな人が一生懸命動きますが、逆に相場より高く売ろうとすると、よっぽどそこが欲しいお客さんにしか売れないので、売却までの時間がかかります。


もし、高く売りたいと思うのであれば「3ヶ月以上」は覚悟した方が良いです。

媒介契約書の注意点

不動産会社は不動産を仲介するときには、媒介契約書という契約書を締結することが義務づけられています。しかし、ここで注意しておかないといけないのが、媒介契約書の種類です。


1、媒介契約の種類


媒介契約書には3種類があります。

・専任媒介契約
・専属専任媒介契約
・一般媒介契約

です。お客さんにとって縛りがきつい順番は、

・専属専任媒介契約
   ↓
・専任媒介契約
   ↓
・一般媒介契約

という感じです。何が違うかというと、「専属専任媒介契約」は依頼した不動産会社を経由してしか物件の売買ができなくなります。例えば、自分の友人が直接話しをしたいと言ってきても、その不動産会社を通して売買をしなければいけません。「専任媒介契約」は自分が探した相手となら直接契約できますが、「専任媒介契約」を結んでいない不動産会社がお客さんを連れて来ても、「専任媒介契約」を結んだ不動産屋を通してしか話しができません。

そして、「一般媒介契約」というのは誰とでも自由に取引でき、他の会社と同時期に「一般媒介契約」を結んでも問題ありません。

もし、数社に同時に不動産の売却を依頼するのであれば、「一般媒介契約」にしましょう。他の「専任媒介契約」や「専属専任媒介契約」は一度契約してしまうと最長3ヶ月は他の不動産会社に物件の売却を依頼できなくなってしまうので注意が必要です。


2、ローン条項に基づいての解除の特約を入れてもらう


普通は、「〇〇県宅地建物取引協会」などのひな形の契約書を使っていると思うので、へんな文言は入っていなく、問題はないと思いますが、一応もし契約書に入っていなければ入れてもらいたい文例があります。

「この媒介契約により締結された売買契約がローン条項により白紙解除となったときは、当社は報酬を請求しないことにします。また、受領済みの報酬については速やかに返還することとします。」

と、契約書の特約にいれてもらえば、もし、購入者が売買契約締結後、引き渡し前にローンの審査に受からず、白紙解除を求めても不動産会社へ仲介手数料を支払わなくてよくなります。


3、仲介手数料の支払い時期を確認する


仲介手数料は普通は物件引き渡し時、つまり売買契約を締結して、購入者がローンの審査に合格し、最終的に残金の支払いと同時に支払うのが一般的です。

最後に支払うのであれば、不動産の購入者から売却費用をもらって支払えば良いのですが、たまに売買契約の締結時に要求をしてくる不動産会社もあります。

もし、媒介契約書の手数料の支払い時期に「売買契約書締結時」と書かれていたら、「物件引き渡し時」に変更してもらいましょう。


なぜなら、物件を引き渡すまでは不動産会社の仕事であり、仕事が残っているのに仲介手数料を支払うのは危険だからです。


《不動産一括査定サイトを調べる》

自分で査定をする方法

一昔前なら不動産の情報は完全に囲い込まれていて不動産屋に行かないとわからなかったのですが、最近ではインターネットや情報誌の発達によって不動産価格が誰でもわかるようになっているため、簡単に相場を調べることができます。

まずは、売ろうと思っている不動産の周辺の物件をいくつか見て行きましょう。土地だけの物件なら、

「売却価格」÷「土地の面積」

という計算で「坪単価」という価格が出てきます。これは、「一坪当たりの土地の金額」で、土地の金額を調べる上で一つの指標になります。

自分の不動産の周りの坪単価を調べて行けばだんだんと自分の不動産の土地の坪単価が分かってくると思います。例えば、

「隣町に坪単価35万円と37万円と38万円の物件があったから自分の土地はだいたい間をとって坪単価36,5万円くらいかな」

と、なんとなく把握できれば良いです。正確に知る必要はなくなんとなく楽しみながらやってみると良いでしょう。どうせあとで不動産会社に正確な査定をしてもらうので。

つぎは建物で、これは結構難しいのですが、周辺の同じような築年数、同じような間取り、同じような広さの建物を探してその平均値を探してみてください。こちらもなんとなく楽しみながらやってみてください。


では、なぜ不動産会社が査定してくれるのに先に自分で調べるかというと、「不動産会社の言いなりにならない」ためです。不動産会社の人はプロなので、いつの間にかうまく言いくるめられることもあるので、自分で事前に知識を持って行くことで話しも早くなるし、相手に「知識があるぞ」というプレッシャーを与えることもできます。

自分でなんとなく査定をして金額がわかってきたらなるべく早く査定をして方が良いです。売却するとしても意外に時間がかかるので、一括査定サイトなどをつかってなるべく早く話を聞いた方が良いです。査定をしたからと言って必ずその会社で売らなければならないということもなく、金額を知りたいからという理由でもまずは、早く行動した方が良いです。

不動産売却にかかる費用〜その他


5、引越し費用

不動産を売って新しいところへ引っ越す場合には引越し費用がかかります。不動産の売却で気にしなければいけないのは「引き渡し時期」です。

不動産の売買契約が成立してすぐに引っ越そうと思っている方もいますが、できればぎりぎりまで待ってほしいです。

と、いうのは売買契約が締結されたからといって必ずしも契約が履行されるわけではないからです。買い主の金銭的な理由で違約金を払ってでも辞める場合があったり、健康上の理由から契約を解除したり、一番多い理由はローンの審査に受からなかったという場合です。

売買契約を締結する前にも事前に銀行に相談に行っているはずですが、売買契約後に借金が発覚してローンの審査が降りなかったり、ガンなどが発見されて健康上の理由からローンの審査が通らなかったり、いろいろなことが考えられます。

そうならないように売買契約締結後でも、ローンが確実になってから引越しの準備をしましょう。

しかし、ローンが通ればすぐに引越しをして決済、引き渡しまでに家を空けなければいけません。

忙しいときには引越しの一括見積もりを利用しましょう。

こちらの《引越し価格ガイド》は最短で1分で入力が終了する簡単な一括見積もりで、東証一部上場の会社が運営しているので安心です。



6、測量費用

不動産を購入したときにしっかりとした測量図があったり、測量図がしっかりと法務局に登記してある場合は測量をすることがないですが、売ろうと思っている土地の地境が曖昧だったり、測量図がまったく無い場合は測量をしなければいけないときがあります。そして、その費用は基本的に売り主側の負担になります。

これは、法的に決まっているわけではなく、人と人との話合いのことなので、測量費用は持ちたくないと突っぱねれば測量をしないこともできますが、境界があいまいな土地は今後のトラブルの元になるため、そういう土地は買いたくないと言って買い主が逃げてしまうことも想定しましょう。

測量は基本的には土地の大きさを測り直して、それぞれの境界の立ち会いということで隣地の人や道路の所有者の役所の人に来てもらって立ち会いをします。


小さな土地でも10万円以上はかかるので、一応不動産会社に地境の状況も説明して事前に相談しておくと良いでしょう。



7、リフォーム費用

家を売る時にはそのまま売るか、壁紙などを張り替えてきれいにしてから売るかという選択肢があります。

個人的にはある程度はきれいにしてから売りに出した方が買い主の反応もよく結果的に早く高く売れるような気がします。

リフォームしないで「契約締結後リフォームして引き渡し」のような特約をいれて引き渡し前に指定された箇所の壁紙を張り替えたりしてリフォームして引き渡してもらうこともできますが、施工のレベルで勘違いが生じたり、想像していたものと違うなどのトラブルが発生しやすいので、個人的にはリフォームをするなら内覧のときにはすでにきれいになっている状態で、もし引き渡し前に希望するのであればリフォーム費用分の金額を値下げして自分でやってもらった方が良いです。




8、建物解体費用

家を売る時にはそのまま売るか、壁紙などを張り替えてきれいにしてから売るかという選択肢があります。

個人的にはある程度はきれいにしてから売りに出した方が買い主の反応もよく結果的に早く高く売れるような気がします。

リフォームしないで「契約締結後リフォームして引き渡し」のような特約をいれて引き渡し前に指定された箇所の壁紙を張り替えたりしてリフォームして引き渡してもらうこともできますが、施工のレベルで勘違いが生じたり、想像していたものと違うなどのトラブルが発生しやすいので、個人的にはリフォームをするなら内覧のときにはすでにきれいになっている状態で、もし引き渡し前に希望するのであればリフォーム費用分の金額を値下げして自分でやってもらった方が良いです。



9、広告料

これは、ほぼ必要ないと思いますが、どうしても売れない物件やとにかく急いでほしいと言う理由で不動産会社に特別な広告を依頼した場合に発生する広告料です。

基本的に不動産の売却のときの広告は不動産会社持ちで行うことが通常で、特別に依頼してまで広告を出したがるお客さんはほとんどいません。

と、いうのも不動産会社も売れなければ仕事にならないので、なんとか売ろうと広告を出してくれます。

よっぽど高い値段だったり、よっぽど特殊な物件だったりしない限りは不動産会社に広告は任せておけば良いでしょう。

不動産売却にかかる費用


1、仲介手数料


不動産の売却にかかる一番大きな費用は、不動産会社に支払う「仲介手数料」です。まずは、その一番大きな費用の仲介手数料の計算方法について説明します。


・仲介手数料の金額は?

不動産の仲介手数料とは売却をしてくれた不動産会社に仲介してくれたことへのサービス料として支払うものです。

不動産の売却に不動産の売り主が支払う額は「最高で売却価格の3%+6万円+消費税」です。最高で、というのは法律で受け取れる仲介手数料の最高額が決められているため、この「3%+6万円+消費税」以上の金額を不動産会社は受け取れないことになっています。

本当は、この「3%+6万円+消費税」という計算式も別の計算式があったり、売却価格によって金額が変わってきます。


売却価格             仲介手数料        
200万円以下          売却価格の5%
200万円超~400万円以下    売却価格の4%+2万円
400万円超           売却価格の3%+6万円

となります。

これはあくまでも不動産会社が受け取れる仲介手数料の「最高額」を示しているだけで、値切ったりして安くしてもらう分にはなんの問題もありません。


・仲介手数料の支払いの流れ

先ほど説明したように売り主は仲介手数料を最大でも「3%+6万円+消費税」だけ支払えば大丈夫です。しかし、一応不動産会社が受け取る仲介手数料の支払いの流れを覚えておくと交渉ごとなどに役に立つので覚えておいて損はありません。

まず、売り主と買い主の間に不動産会社が「不動産会社A」という1社だけしかいなかった場合。


売り主(3%+6万円) → 不動産会社A  ←(3%+6万円)買い主

と、2人から3%+6万円ずつもらうことが出来るので、不動産会社Aが受け取れる金額は6%+12万円となり、不動産の取引価格が1,000万円だったら36万円+36万円で72万円になります。

では、取引に不動産の売り主側には「不動産会社A」、不動産の買い主側には「不動産会社B」がいた場合はどうなるでしょう?

売り主(3%+6万円)→不動産会社A  不動産会社B←(3%+6万円)買い主

と、なり不動産会社Aと不動産会社Bはそれぞれ3%+6万円ずつの仲介手数料を受け取ることになり、不動産の取引価格が1,000万円の場合には36万円ずつになります。

単純に仲介手数料が半分になってしまいました。

これを見てわかるように不動産会社は「売却を依頼された不動産をできるだけ自分のお客さんに売りたい」のです。そうして、両方から仲介手数料をもらいたいと常に考えています。


・仲介手数料の値引き交渉の仕方

では、仲介手数料の値引きの交渉はどうしたらよいでしょうか? まず、一番最初から値引き交渉をすると不動産会社に伝えておくことが大切です。

不動産会社はお客さんから何も言ってこない場合は普通に仲介手数料の最大の額の「3%+6万円」を請求してきます。契約が近くなってから交渉することもできますが、最初に言わないと不動産会社側では最大金額を受け取れると思っているので、後で言うと心情的にあまり良くありません。

こういう話は最初にしておく方が良いのです。

値引き交渉の一つとしては、期間を定めることです。例えば1ヶ月以内に売れた場合は3%+6万円、2ヶ月から3ヶ月だったら3%などと契約の期間で決めれば不動産会社もがんばってくれます。

また、売却価格で交渉する方法もあります。期間のときと同じように希望金額で売却できれば3%+6万円、少し価格が下がれば3%などと依頼する金額によって仲介手数料を決めれば不動産会社もやる気を出してくれます。

不動産の取引は駆け引きが普通です。うまく駆け引きを使って上手に値引きをしてもらってください。




2、税金関係の費用

不動産を売却するとき、場合によっては元の金額より高く売れ、そういう場合には「譲渡益」に対して課税されます。

しかし、最近はバブルの頃と違って買った時より土地や建物が高く売れるなんてことはなかなかありません。不動産を売却したときに購入したときの不動産の価格と、購入したときにかかった経費の合計が売却したときの金額よりも少なければ基本的には関係ない話です。

今まで何度も不動産仲介の仕事をしてきましたが、購入したときよりも高く売れたということはほぼありませんでした。

しかし、例え買った時より安く売れたと言っても税金がかかってくる場合があります。例えば、バブルのときに高く買った土地を買った時の半分で売ると言っても購入したときに特例を使ったりして税務上の取得価格が安くなったときには、売却時にその税務上の価格よりも高く売れることもあり、そうなると取得価格より実際は安く売れたとしても税金が発生します。

税金のことは不動産会社だけに頼らないで、最終的には税務署や税理士などの専門家に相談に行った方が良いです。



3、登記関係費用

不動産を売却すると、不動産の登記情報を書き換えないといけません。もし、銀行でお金を借りて不動産を買っていたのなら銀行の抵当権が不動産についているので、抵当権を外す作業をしないといけません。

実際には司法書士が行うのですが、その司法書士に支払う報酬と登記にかかる登録免許税を支払わないといけません。

不動産を売却する場合には、新しい所有者へ登記情報を書き換える必要がありますが、その費用は買い主が負担するため売り主は考えなくても良いです。



4、契約書印紙代

契約書に貼る印紙代も必要です。契約書は普通不動産の売り主用と買い主用で2通用意します。しかし、これは絶対ではないため、契約書の印紙代がもったいないという人は契約書の原本は買い主が所有して自分はコピーで良いという人もいます。

不動産の売買にかかる印紙税は、


契約金額                印紙代  軽減税率
1千万円を超え 5千万円以下のもの     2万円     1万5千円
5千万円を超え 1億円以下のもの      6万円   4万5千円
1億円を超え 5億円以下のもの       10万円   8万円
5億円を超え 10億円以下のもの       20万円   18万円
10億円を超え 50億円以下のもの     40万円   36万円
50億円を超えるもの            60万円   54万円

という形になっております。

結構高い金額なので、不動産を売る側は契約書の重要性はそんなにないので、印紙代節約のためにコピーで良いという考えも納得できますね。



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不動産会社の選び方

不動産会社選びは売却をスムーズに効率よく行うために重要です。そのため、信頼できる不動産会社を選びましょう。しかし、信頼できる不動産会社ってどうやって選んだらよいかなかなかわからないと思います。

もし、仕事の出来ない不動産会社を選んでしまうと、自分の決めた売却スケジュールから大幅にズレたり、もめ事に巻き込まれてしまったり、段取りがうまくいかなかったりということが考えられます。

それでは、どうすれば良い不動産会社を見抜くことが出来るのでしょうか?

いくつか例を挙げて行きますので、参考にしてみてください。


・質問をしたときの反応で見極める
不動産関係の仕事って膨大な知識が必要になりますし、新しい情報も常に必要になってきます。例えば、不動産の売却時には相場の情報が必要になってきますが、不動産の売却のときはだいたい売り主が事前に周辺の相場を調べてきたりすることもあります。

そのため、ある特定の地域だけならお客さんの方が詳しい場合もあります。「〇〇町に2,000万円の土地がありましたよね」とか「最近、〇〇町に3,000万円の物件が出ましたよね」などというと中には不動産会社の人も知らない場合があります。

しかし、なぜか不動産会社の人ってお客さんに知らないと言えない人がいて、本当はその物件のことを知らないのに話を合わせてきます。話を合わせてうまくあわせれれば良いですが、中にはウソの上にウソを重ねて変な話をする人もいます。

こういう人は、いろいろと質問をすればすぐにわかります。

大切なのは知らないことは知らないと言ってくれる人で、知らなければ後日調べてくれれば良いのです。

こういう適当に話を合わせ過ぎる人って危険です。知っていると思っていろいろと任せていると実は全然知らなくて、話が進んでいかなかったりします。

そうなると損をするのはお客さんです。段取りが悪くなり、希望のスケジュールに間に合わなかったりします。しかも、こういう人ってなかなか自分の非を認めないためお互いに雰囲気が悪くなり、後味の悪い取引になることも考えられます。

こんな人に当たらないように、いろいろと突っ込んだ質問をどんどんして、誠実に対応してくれる人かどうか見極めましょう。


・不動産の売却が不得意な不動産屋もいる
不動産屋といえばアパート、マンションの紹介から土地や建物の販売などいろんな仕事をしていますが、やはり会社や人によってそれぞれ得意分野があります。例えば、アパマンショップは基本的にアパートやマンションを借りるときにには強いですが、購入や売却に関して言えば必ずしも強いわけではありません。ただ、アパマンショップはフランチャイズ制なので、フランチャイズで経営している会社によっては売却で強いところもあります。

会社によって得意分野が違うこともあり、さらに営業マンによって得意分野が違うことがあります。例えば、アパートやマンションの紹介ばかりしている人で販売を一回もしたことが無い人もいます。しかし、不動産というのは大きなお金が動くためみんなそろって出来ないことも「出来る」という傾向があります。

その姿勢自体は素晴らしいのですが、中には口だけで実際には初めての取引でお客さんに迷惑をかけてしまうような不動産営業マンもいます。

そうならないためには、経験を確認するために取引の回数を確認しましょう。もし自分が戸建て住宅を売ろうと思って不動産会社に相談しているのなら、戸建て住宅の売却をの経験を聞いてみましょう。経験が3回以下だったり、他に経験が豊かな人がサポートしてくれることがない場合などは、ちょっとそこに依頼するのは辞めた方がよいかもしれません。

その人が経験が少なくても、サポートする人がしっかりしていれば安心です。


・1社は大手にお願いした方が良い
不動産の売却をするときにはいくつかに並行して依頼した方が良いですが、その中に1つは大手の会社を入れた方が売却が早いと思います。

大手の会社にも売却を依頼していることを告げれば、他の不動産会社も焦って一生懸命になります。

それに、大手はやはり情報量が多く、独自で広告媒体を持っているため、多くの人の目に触れるような営業をしてくれます。


そして、並行して地元の不動産会社に依頼することで、大手がカバーできないローカルな情報からお客さんを捜すことができます。


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不動産売却費用の内訳

不動産の売却をしても全部のお金をもらえるわけではありません。不動産売却時の費用は意外にかかるものなので最初に頭にいれておきましょう。

不動産売却にかかる費用は、


・仲介手数料
・印紙代
・抵当権抹消登記費用
・ローンの返済
・譲渡益課税(所得税、住民税)

また、場合によってかかってくる費用として、

・引越し費用
・測量費用
・建物解体費用
・リフォーム費用
・広告料

なども状況によっては発生します。

それでは、1つモデルケースを考えてみましょう。


【Aさんの場合】
購入時期  :5年前
購入価格  :4,000万円(諸費用120万円)
借入金   :3200万円(ローンの残り約3000万円)
売却価格  :5000万円


1、売却価格------------------------------------------------------------------------50,000,000円

2、契約書印紙代-------------------------------------------------------------------------15,000円
3、仲介手数料--------(50,000,000×3%+60,000)-----------------------1,560,000円
4、仲介手数料消費税-------(1,560,000×1.05)-------------------------------780,000円
5、登録免許税-------(抵当権抹消登記1,000円×2 土地、建物)---------------2,000円
6、司法書士費用-------------------------------------------------------------------------10,000円
7、ローン残債----------------------------------------------------------------------30,000,000円
8、事務手数料-------------------------------------------------------------------------------3,000円
9、消費税--------------------------------------------------------------------------------------150円
10、譲渡益課税
  売却価格5000万円ー(購入価格4000万円ー減価償却費216万円+購入費用120万円+売却費用160万6,800円)=935万3,200円

譲渡所得935万3,200円ー3000万円特別控除----------------------------------------------0円


合計(2~10)                         31,668,150円
------------------------------------------------------------------------------------------------------------
差し引き手取額(1- 上の合計)                                  18,331,850円     


という感じになります。司法書士の報酬やローンの支払いの事務手数料などは対応してくれる司法書士や銀行によって異なります。


《不動産一括査定サイトを見てみる》
                 

不動産売却の流れ

いざ家やマンションを売ろうと思っても、最初は何をしたら良いかわからないと思います。不動産の購入は大抵一生に一度のことですし、ましてや売ることなんてなかなか経験できません。

不動産を買ったことがある人はいても売ったことがある人はなかなかいないでしょう。

そんな状況で不安なのが「どういう流れで話しを進めていったら良いのか?」ということだと思います。流れがわからないと不安でついつい不動産会社の言いなりになってしまい、気がついたら当初の自分の希望金額じゃないような金額で売ってしまっていた、、、ということにもなりかねません。

そうならないためにも、まずは不動産売却の全体の流れを頭の中にいれて、自分でスケジュールをたててみましょう。


不動産売却の流れ

1、売却希望時期を考える

なるべく高く、でも早く売りたいとみんな思うことは一緒ですが、まずは自分のタイミングで「いつまでに不動産を売却したいか」ということをライフスタイルや人生のスケジュールなどを考えて検討しましょう。



2、査定用の資料を集める

次にやることは不動産会社に査定してもらうための資料を集めることです。資料と言ってもそんなに難しいものではありません。

例えば、
・不動産を購入したときの書類
・改装、リフォームした履歴
・簡単に自分の家の外と中の写真

などがあれば良いです。これらがあれば不動産屋に話しをしたときに話しがスムーズになります。権利証は売却が決まって不動産が引き渡しになるまでは必要ないので大切にとっておきましょう。

これくらいの資料があればあとは不動産会社の人が自分たちで調べてきます。法務局で登記簿謄本をとってきても良いですが、お金がかかるので不動産会社の人にとってもらえば良いと思い舞うs。



3、まずは自分で価格調査

とりあえずインターネットなどを使って自分で価格調査をしてみましょう。最初から不動産会社に依頼すると知識の差が出てしまい、相手のいいようにされてしまう可能性もあるので、ある程度自分で自分の不動産の価格を調査しましょう。

ネットを使って、自分の不動産の周辺にある物件の価格を調べるだけでもなんとなく相場が分かるようになります。ある特定のエリアだけにしぼれば不動産会社の人より普通の人の方が詳しいときもあるので、まずは楽しみながらチェックしてみましょう!



4、不動産会社に査定してもらう

自分の足で不動産会社を回るのも良いですけど、やはり最近はネットでの一括査定が便利です。今までだったら、いろんな人にオススメの不動産屋を聞いて、その情報を元に不動産屋に連絡して訪問したり、1件の不動産会社じゃ心配だから他にいくつか回って同じ話しをしたりと、結構手間がかかりました。

しかし、今ではインターネットで必要な情報を入力して、打ち込むだけでそのサイトが提携している不動産会社へ連絡がいき、一度の作業で数社に査定をしてもらえます。


5、不動産屋と会って話しを聞く

査定結果の報告はできるだけ会って具体的に話しを聞いた方が良いです。会って話しをしながら査定の根拠を聞いたり、査定に使った資料を見せてもらったり、高く売るにはどうしたら良いか、どれくらいで売れそうかなどの話しを聞いて相手が仕事ができる人かどうか見極めて売却を依頼するかどうか決めましょう。



6、媒介契約書の締結

実際に不動産の売却の依頼をしたい不動産会社が見つかれば、「媒介契約」を締結して不動産の売却を正式に依頼するようになります。



7、お客さんを案内する

不動産会社に不動産の売却を依頼して、不動産会社の営業マンが物件に興味のある人を探してくると、連絡がきて物件の案内になります。

お客さんを家に上げて中を見てもらうので部屋をきれいにしておきましょう。



8、購入希望者との交渉

結構面倒なのが、「購入希望者との交渉」です。不動産を売る側はすべての条件を出しているので、要求はないですが、買う側からは必ず交渉ごとが出てきます。

金額やリフォームなどの引き渡し条件です。



9、売買契約の締結

売買契約の締結です。ここで、契約書に署名、捺印をして手付金を受け取ります。だいたい売買価格の2割くらいですが、これは相手の財政状況などによって変わります。



10、引き渡しまでの準備

物件を引き渡すまでの準備をします。家の中からものを出したり、権利関係の書類を準備したり。基本的には不動産会社が案内してくれるので、それに従いましょう。



11、最終金の受け取りと不動産の引き渡し


売買契約のときに契約金をもらっているので、残金の受け取りをするとどうじに相手へ不動産の鍵や登記関係の書類を引き渡して終了です。